ヤン・ウェンリー※かっこいいけど本人の自覚はなし

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星間交易船の船長であった父ヤン・タイロンと共に幼少期の多くの時間を宇宙で過ごし、宇宙船内で育った、ヤン・ウェンリー。

『銀河英雄伝説』の自由惑星同盟側の主人公です。

父親が収集していた美術品のほとんどが贋作と鑑定され、15歳の時、無料で歴史を学べるという理由から、ヤン・ウェンリーは同盟軍士官学校戦史研究科に入学します。

しかし、在学中に戦史研究科が廃止され、ヤン・ウェンリーは戦略研究科に転科せざるを得なくなりました。

学生時代は成績は極めて低かったのですが、士官してからは次々と戦功をあげるようになります。

容姿は、東洋系の容貌。『銀河英雄伝説』の原作小説において「体格は中肉中背、容姿は実年齢より2~3歳若く見え、軍人というよりは学者のような印象を受ける。頭髪はおさまりの悪い黒髪」、「見る人によってはハンサムに見えなくも無い」と表現されています。

日常生活はなまけものといった感じで、かっこいい部分はあまりありません。

しかし、ヤン・ウェンリーが将兵を指揮する姿は、凛々しくかっこいいと思います。また、戦術が華麗で、敵将のラインハルトをしのぐ戦いぶりは、まさにかっこいい戦術家です。

ただ、本人自身はかっこよさに全く自覚がないようです。

あと、彼が戦果を上げるのは、彼自身のみ能力が高いのではなく、部下を深く信頼する人物だからです。自身は司令官としての作戦能力は卓越していましたが、自身の能力の及ばない分野についてはその専門を担う部下に大幅な権限を託していました。

怠惰で毒舌家でもありますが、安定した人格と包容力を持った人物です。

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