高血圧を引き起こす要因は決して日々の食事だけが影響しているワケではありません。
睡眠不足や不眠が、高血圧を引き起こすきっかけとなる場合もあります。
では、不眠がなぜ高血圧と関係しているのか解説していきます。
日々の睡眠(不眠症など)で良質な睡眠がとれていない、例えば、「寝付きが悪い」「眠りが浅い」「夜中に何度も目が覚める」「まったく眠れない」など不眠の症状はさまざまです。
しかし不眠が続いてくると、脳内では昼間に活動しやすくする交感神経が常に興奮した状態となり本来睡眠時にはリラックス状態に導いてくれる副交感神経が機能しません。
睡眠は一日活動した身体を休め、細胞などを修復してくれる大切な時間です。
ただ、常に興奮状態にあると眠れない状態が継続してしまい、疲れがどんどん蓄積され頭痛などの症状にも繫がります。
この際の頭痛の症状は高血圧が原因のものでなくても、後にこの頭痛が高血圧を引き起こす可能性も秘めています。
また、交換神経は血管を収縮させ緊張状態にしてしまう働きがあります。
良質な睡眠がとれていると、睡眠中は血圧が10%下がるといわれています。
しかし、睡眠中も交感神経が機能している事でストレスホルモンが上昇し血圧も高い状態が続くことで疾患を引き起こす可能性も高くなります。
その結果、高血圧となり、頭痛などの症状があらわれる場合があります。
こういった高血圧や頭痛を起こさないために、睡眠をしっかりとるようにしてください。
寝る前はテレビや携帯電話の画面を見ずに、できるだけリラックスし、お風呂などで身体を温めるようにするといいでしょう。
なお、高血圧で頭痛以外に肩こりも気になるという方は、こちらを見てみてください。