世間一般では、高血圧が悪で、低血圧は善であるという風に思われがちです。
しかし、一番いいのは血圧が高くも低くもない正常値である状態です。
人間の血圧は、高血圧と低血圧を繰り返す状態にあります。
ストレスを感じたりすると、一気に高血圧になったり低血圧になったりします。
また、食後の低血圧などもよく知られています。
本来でしたら、食事を消化吸収するために、胃腸に血液が集まるのですが、高血圧の方の場合、このため低血圧の状態になり、体がだるくなったりすることがあります。
食後低血圧は、高齢者の方に多く見られる症状で、酷くなると低血圧のため失神してしまうこともあります。
こういったことを繰り返すことで、心臓病や脳卒中のリスクが高くなります。
これを防ぐのには、コーヒーやお茶のカフェインがよいです。
冬の脱衣場などでは急激な温度変化に耐えられず、血管が収縮し、一気に血圧が上がったりします。
こういった血圧の変化を繰り返すと、急に倒れてしまうこともあるので、注意が必要です。
また逆に、風呂あがりでは急激に血圧が下がり、あまりに急な変化を繰り返すことで、命の危険に及ぶこともあります。
高血圧と低血圧の急な変化を繰り返すことで、血管や心臓などには大変な負担がかかります。
できる限りこういった負担は減らすよう、温度差やストレスに気をつけていきましょう。