高血圧が原因となる心不全と腎不全について

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腎不全は、老廃物の排泄が不完全となる腎疾患です。

体内で作られた老廃物は排泄しなければなりません。老廃物は血液によって腎臓で運ばれ、ろ過された後、尿になって体外に排泄されます。

しかし、腎不全になると血液をろ過する機能が低下するため、体内に余分な水分が蓄積されやすくなります。

腎不全などの腎疾患がない場合でも、慢性的な高血圧の状態が続いていると、腎臓のろ過機能は低下します。

白衣の女性

逆に、腎不全になると高血圧を誘引するホルモンの分泌が増えるという特徴があり、高血圧になるリスクが高くなります。

心不全は心臓に発症する病気を総称したものです。

心臓は、全身に酸素や栄養を送るポンプの役割を担っていて、送り出す・受け取るという2つの働きがあります。

心不全というのは新鮮な血液を全身に循環させる機能が低下する状態をさします。

心不全に陥って心臓からの新鮮な血液が体の隅々に届けられなくなると、体のあちこちでうっ血が起こり、むくみや息切れなどの症状が出ます。

心不全になる原因には高血圧があります。

高血圧は食生活やストレスで血液中にコレステロールや中性脂肪が増えて血管の中を流れにくなるからで、血液が流れにくい状態が長く続くと、心臓に負担がかかって心不全にかかりやすくなります。

さらに心臓の不具合を治療せずに慢性化すると、腎臓にも負担がかかって腎不全の原因にもなります。