自覚症状がないと言われている高血圧と糖尿病ですが、よく気をつけていると体に症状があらわれています。
高血圧の初期症状であらわれやすい場所は、心臓、眼、脳、腎臓と言われています。
例えば息切れや動悸がする場合は、心臓に症状があらわれている時です。眼がかすむのも高血圧の症状のひとつです。
寝ている時トイレに行く回数が増えた、むくみが激しくなったというのは腎臓の症状です。
頭が重くなったり、痛くなった、耳鳴り、めまいなどは高血圧で脳に症状が出た場合です。
しかし、見てわかるように、高血圧特有の症状というものは多くないので、見逃しがちです。
糖尿病の初期症状は、異常に喉が渇いて、そのため排尿の回数も増えるというものがあります。
尿にタンパク質が含まれているため、泡が出やすくなります。
また、食事をした後にも空腹感を感じます。これはブドウ糖が吸収されにくくなるためです。
食後数時間後にだるさ、眠気を感じるのも糖尿病の症状です。これは糖尿病のせいで高血糖や低血糖を起こしている時にあらわれる症状です。
高血圧に比べて、糖尿病の場合は少し分かりやすい症状が体に出ますが、気づかない方も多いです。
糖尿病と高血圧は自覚症状がわかりにくい上に、合併症となりやすい厄介な病気です。
体の異変に気付いたら、生活習慣を見直してみることが大切になります。