飲酒については、糖尿病の場合は原則禁止と言われるお医者さんが多いです。
なぜかというと、一番大切な血糖コントロールができにくくなるからですが、この他にも理由があります。
糖尿病の場合、飲み過ぎや食べ過ぎでカロリー超過することが多いためです。これは血糖コントロールだけではなく肥満にも繋がります。
また、糖尿病患者さんに限ったことではないですが、味の濃い食べ物を食べたくなるため、塩分をとりすぎてしまいます。
そして、中性脂肪が上がりやすくなります。
お酒を飲むからとご飯を食べなかったりする糖尿病患者さんが低血糖を起こしたり、合併症の精神障害を引き起こす可能性があったりします。
高血圧の場合も、お酒との関係には注意が必要です。
お酒を飲むと、血管が広がり高血圧は一時的に改善されます。また、善玉コレステロールを増やして、血流を良くする働きもあります。
そして血液を固まりにくくする作用もあります。
ここまで見ると、お酒は高血圧に良いように見えますが、飲酒には高血圧になる要因もいくつもあります。
先程も述べたように、塩辛いものが食べたくなります。酔って知らないうちにカロリー超過になっていることもあります。
食欲が増すため、食事をとりすぎてしまうのです。
アルコールにして20ml(ビールなら350ml缶1本)が適量と言われています。高血圧、糖尿病でも上手にお酒と付き合いたいですね。