今の世の中はストレス社会と言われるほどですが、このストレスは、高血圧や糖尿病に大きな影響を与えています。
高血圧の場合ストレスがかかると、自律神経を刺激し、交感神経が活性化します。
このため大量のアドレナリンが分泌されて、神経は常に興奮した状態になります。これが高血圧の原因になります。
この神経の興奮が常にあることで、高血圧になってしまうことがあるのです。
糖尿病の場合、ストレスがかかると、アドレナリンの他に、コルチゾールというホルモンが関係して、血糖値を上昇させます。
これらのホルモンが分泌されると、普通の状態だとインスリンが血糖値を下げるのですが、インスリンの効きも悪くしてしまいます。
慢性的にストレスを受ける状態が続いてしまうと、この状態が常に続くので、糖尿病になりやすくなります。
こういった体の中での変化の他にも、糖尿病や高血圧になる要因はあります。
ストレスを解消するために暴飲暴食が続いてしまったり、ストレスがひどく、外に出て運動もできないといった、生活習慣の乱れにもつながっています。
糖尿病も高血圧も、ストレスを上手に発散していくことで影響を防ぐことができます。
自分がどのようにストレスと向き合ってきたか、ストレスの少ない時に考えてみるといいでしょう。