塩分を多く摂取したり、太り過ぎなどが原因で高血圧になることはよく知られています。
しかし、自分でも気付いていない意外な原因で高血圧になることもあります。
それがストレスです。
ストレスはしばしば高血圧の治療の妨げになっています。肉体的または精神的なストレスで一時的に上昇する事はよく知られています。
患者さんが気付いていない意外なストレスが、高血圧の治療を邪魔している、といったケースから、大きな災害や不幸に見舞われた患者さんの治療が遅々として進まないと言ったケースまで様々です。
また、治療中の患者さんだけではなく、正常血圧の方でも、大きな不幸や災害などでは血圧が上がることが研究の結果分かっています。
こういったストレスは、積極的に解消していく努力が必要になってきます。
例えば治療法の一つとして、ヨガや瞑想といったものも取り入れられています。
これはリラクゼーションによって交感神経系を鎮静する効果があると考えられています。
この他にも、認知といって自分の人生や生き方に対しての考え方を転換したりする治療法もあります。
ただ外から来るストレスを取り除くのが、高血圧の治療方法ではありません。
原因を取り除くことが難しい場合もあります。こういった自分を見つめなおす方法も治療法の一つなのです。