私たちの体は普段何も問題がないように思えても、シグナルを発して警告してくれることがあります。
そうした信号を無視し続けると、大きな病気に発展することも少なくありません。
例えば、高血圧が長期間続く人には、吐き気やめまいが頻繁に起こることがあります。
高血圧とは、読んで字のごとく血管中の血液圧力が非常に高い状態を指します。
高血圧は、最高血圧の値が140mmHgを超え、最低血圧も90mmHgを超えている状態のことです。放っておけば、吐き気やめまい以外にも心不全や脳卒中を始めとした命に関わりかねません。
高血圧を原因とする吐き気やめまいは、どういったメカニズムで生じるのでしょうか。
心臓と血管はいわばポンプとホースの関係ですが、何らかの原因でこのシステムに異常が生じ、脳内の血流にも影響を及ぼします。
吐き気の原因は、脳の中にある嘔吐に関する中枢神経が高い圧力によって刺激されるからです。
めまいについては、耳の奥に位置する三半規管がつかさどる平衡感覚に異常を来たしている可能性があります。
こうした高血圧に起因する症状は吐き気やめまいに限らず他にもありますが、いずれにしても、体が私たちに送っている危険信号と言えるでしょう。
治療法や改善法は様々ですが、まず検査や測定を通じ自分の血圧の状態をきちんと知ることが大切です。
なお、高血圧を改善するには、食事を気をつける必要があります。
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