脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳卒中は血管に負担のかかる高血圧の方は注意しなければなりません。
そして糖尿病の方も、注意が必要です。研究で糖尿病と脳卒中の関係について指摘されており、糖尿病患者は特に脳梗塞になる危険性が高いのです。
健康体の人と比べて、脳梗塞になる危険性は糖尿病患者は男性で約2倍、女性で約3倍になります。
脳梗塞とは脳の血管が狭くなり、血栓が詰まった結果、脳の機能が壊死する病気です。助かってもマヒや言語障害など後遺症が残る、恐ろしい病です。
血糖値の高い糖尿病だと血が固まりやすく、動脈硬化が起きます。動脈硬化に自覚症状はほぼないので、元気な人でも突然脳梗塞の発作で倒れることがあります。
そして糖尿病だと肥満の方が多かったり、血糖値が高いと血液量が増加することから、高血圧も引き起こしやすくなります。
高血圧も高い血圧で血管にダメージを与え、動脈硬化を起こします。
糖尿病と高血圧、この病が同時進行したらますます脳卒中の危険は高まります。
糖尿病や高血圧と診断されたら、治療や生活の改善をしましょう。
すぐに命に関わる病ではないと誤解して治療をしない方々がいますが、以上のように命に関わる病です。
なお、糖尿病や高血圧を改善するには、食事に気をつかう必要があります。
高血圧を抑えてくれる食品については、こちらをご覧ください。