体は様々なサインを出して、今どんな状態にあるのか教えてくれることがあります。
例えば、何もしていないのに動悸がする、という経験はないでしょうか。動悸の原因は幾つもありますが、もしかして高血圧が関係しているのかも知れません。
動悸は心臓の鼓動が普段より早くなっている状態のことで、目安としては1分間に100回を超えていれば注意が必要です。
高血圧が関係した動悸は、放っておくと狭心症や心筋梗塞を引き起こし、命を奪う重大な症状に発展しかねません。
血圧の値が2上がるだけで心筋梗塞の危険性が7パーセント増加するという実験結果もあるほどです。
心臓はずっと強い力で働き続けています。
血管が何らかの理由で流れが悪くなると、心臓はより一層強い力で血液を押し出そうとします。その結果心臓の壁が厚くなって、心臓のサイズが大きくなります。
そうすると本来の心臓の力が弱まり、不整脈を引き起こすのです。
高血圧が関係する動悸の場合は、心臓を治療するというより、原因の高血圧を改善することが必要です。
高血圧は食事や睡眠など生活習慣と深く関係する病気です。
また、何らかの症状が出ているということは、高血圧がかなり進行している可能性もあります。
ですから高血圧に関係する生活を見直すと共に、できるだけ早い治療が不可欠です。
なお、おいしい食事を楽しみながら、血圧を抑えていきたいと思っている方はこちらが参考になるでしょう。