私たちは毎日寝ることによって、体や脳を休めています。
休むことで、各器官の機能を最大限に引き出すことができるからです。
しかし体の幾つかの器官は一生の間ずっと休むことがありません。たとえば心臓や血管といった循環器は、止まれば死につながる大切な部分ですが、24時間不眠不休で動き続けています。
しかし時にはそうした器官にも異常が生じ、警告のサインを発することがあります。
例えば動悸もその1つです。
動悸とは心臓がドキドキするのを感じられる状態のことです。全力疾走した後や、緊張といった原因でも動悸があるのではないでしょうか。
しかし普段何もしていない状態で動悸がするなら、それは高血圧が原因なのかも知れません。
心臓はポンプのように全身へ血液を送り出しています。それが何らかの原因で障害が生じ、血管内の圧力がずっと高まった状態が高血圧です。
もし動悸の原因が高血圧ならば、注意が必要です。
高血圧は沈黙の殺し屋とも呼ばれ、普段は自覚症状がないのですが、もし症状として感じられるようなら他の合併症を引き起こす可能性が高いからです。
動悸は心臓に負担がかかっている状態です。
もし高血圧が続くと、心臓はより大きな力で血液を送り出そうとしますから、心臓が肥大し始めます。
そして狭心症や心筋梗塞の原因になる可能性もあるのです。
ですから体の小さなサインを見逃さないようにしましょう。
なお、高血圧を改善するには食事に気をつける必要があります。
血圧を下げてくれる食品については、こちらをご覧ください。