陸上競技にはいろいろな種目がありますが、種目を問わず競技(トレーニング)中に腰痛を引き起こす場合があります。
その原因は大きく分類すると2種類あり、ひとつは競技者の根本的なトレーニング不足、もうひとつは長期間のトレーニングによる疲労の蓄積です。
競技者のトレーニング不足による腰痛は、学校の部活動でよく見られます。基礎的な身体作りができていない状態で競技を始めると、腰を痛めてしまう可能性があるのです。
これは指導者の配慮やトレーニング法の見直しにより十分に防ぐことができます。
もうひとつの腰痛の理由である疲労の蓄積は、中級者以上の競技者にも起こりえます。
どの陸上競技でも可能性はありますが、投てき競技(砲丸投げなど)や長距離走は腰に負担をかけやすい種目です。これらの競技のトレーニングを続けると、次第に疲労が蓄積して腰痛が発生します。
適切な休養やトレーニング法の調整によってある程度は防げますが、競技経歴が長いほど腰を痛めやすい傾向にあるといえます。
競技者のレベルを問わず、腰痛を感じたときは治療を最優先にしましょう。
無理にトレーニングを続けると、よい成果が出ないのはもちろん、慢性的な痛みになって日常生活にも支障をきたす可能性があります。
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