検視に関しては「死者の人生を、根こそぎ拾ってやる」ことを信条とする主人公・倉石義男を描いたドラマ『臨場』。
自分の検視には絶対的な自信を持っており、警視庁刑事部捜査一課の意見が自分と異なると「俺のとは、違うなあ」と言って意見を否定することが多い人物です。
また、上司に盾つくことも多く、倉石義男を煙たく思っている人物は多いです。
この倉石義男を内野聖陽さんが演じています。
倉石義男の同期なのが、警視庁刑事部捜査一課の管理官で警視の立原真澄です。
立原真澄は他の捜査一課の人と同様、倉石とは捜査方針を巡ってしょっちゅう対立します。ただ、お互いの実力は認め合っているので、倉石の意見を尊重することもあります。
また、18年前、倉石の妻・雪絵が殺害された通り魔事件の捜査で陣頭指揮を執っていましたが、昇任試験を優先させたため、捜査から外れました。倉石に犯人の逮捕を誓いながらも、事件が時効を迎えてしまったため、倉石に対し負い目を感じています。
捜査一課の管理官の立場、倉石の検視官としての実力を認めている点、倉石に対する負い目を持っている立原真澄を高嶋政伸さんが見事に演じています。
さすが、多くのドラマや映画に出演されている俳優さんだと思います。
それと共に、倉石義男を演じる内野聖陽さんも見事に演じておられるので、高嶋政伸さんとの絡みなど、『臨場』は見ごたえのあるドラマになっていると思いますよう。
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