高血圧も低血圧も血圧の病気ですが、最も自分で分かりやすい違いは、自覚症状の有無です。
低血圧の場合、様々な自覚症状が体にあらわれます。
周りの方が見ても分かりやすい低血圧の症状は、立ちくらみ、めまいでしょう。
低血圧で倒れた、という方の話はよく聞きます。
目に見えない身体症状としては、頭痛、倦怠感、動悸などが挙げられ、精神症状としては、目覚めが悪い、不眠、不安感、食欲不振、といったものが挙げられます。
高血圧の場合、自覚症状はほとんどありません。
これが、低血圧と高血圧の違いです。
この他にも違いがあります。
それは、高血圧の場合、低血圧と違って自覚症状が現れた時には手遅れになっていることが多いということです。
高血圧の自覚症状は、頭痛、肩こり、めまい。
動悸、息切れといったものです。
低血圧との一番の違いは、高血圧の場合こういった症状が命に関わる危険を伴う場合があるということです。
また、低血圧の場合は必要ありませんが、高血圧の場合は定期的な血圧測定が必要になるといった違いもあります。
こういった違いはありますが、高血圧は生活習慣の改善といった不便さを伴い、低血圧はそれに加えて日常的に不快な症状が現れます。
改善できる部分は改善して、症状を少しでも和らげていきましょう。