タバコと高血圧と低血圧※その関係は?

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血圧の上が140mmHg以上、下が90mmHg以上の場合を高血圧、上が100mmHg以下、下が60mmHg以下の場合を低血圧と診断します。

タバコが高血圧に悪いことは周知の事実ですが、低血圧にも悪いです。

タバコ

タバコが低血圧にどうして悪いのでしょうか。

タバコを吸うと血圧が上がるので、高血圧に悪いことは、よく知られています。

ここだけ見ると、タバコを吸うことは低血圧に良いように感じます。

しかし、タバコが血圧を上げるメカニズムは、まず腎臓をニコチンが刺激し、血管を収縮させてしまうアドレナリンや、ノルアドレナリンを分泌させるというものです。

血管が細くなり、血液の流れが悪くなるため、心臓が今まで以上に頑張って血液を送り出している状態なので、高血圧になっているのです。

これを低血圧に当てはめてみると、タバコを吸うことで一時的に心臓と血管に負担をかけて血圧を無理やり上げているということになります。

また、タバコは低血圧の方には特に大切な基礎代謝を下げてしまう働きを持っています。

低血圧や高血圧でなくても、タバコは百害あって一利なしです。

今吸われているという方は、禁煙することをおすすめします。

また、周りの方が吸っているという方は、吸い始めたらそこから離れるか、別のところで吸ってもらうという工夫も必要です。