妊娠中の高血圧※胎児や母体への影響は?

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妊娠中、妊婦が高血圧になってしまう妊娠高血圧症候群という病気があります。

これは、妊娠前には症状がなかったのに、妊娠中期以降に突然高血圧になってしまう病気です。

血圧が高くなる以外にも、蛋白尿やむくみといった症状が表れます。

これらの症状は、以前は「妊娠中毒症」と呼ばれていました。場合によっては妊婦や胎児に影響をきたす恐れがありますので、注意が必要です。

ポイント 女性

では、妊娠中の高血圧は、妊婦や胎児にどのような影響があるのでしょうか。

妊娠高血圧症候群の影響としては、次のようなことが考えられます。

妊婦の高血圧が続いてしまうと、胎児に血液が届きにくくなります。

胎児に栄養不足・酸素不足が起こると、発育不全や早産、低出生体重児といった影響が考えられます。

後遺症が残るケースもあります。

母体への影響としては、産後の高血圧、腎臓病などが考えられます。

妊娠高血圧症候群にかかってしまうと、生活習慣病になる確率が高くなるといった影響があります。

妊娠中の高血圧への対処方法としては、まずは早期発見が一番です。

おかしいなと思ったらすぐに医療機関を受診し、適切な指示を受けるようにしましょう。

特に「15歳以下もしくは35歳以上」「初産」「肥満」といった項目に当てはまる人は注意が必要です。

普段の生活から高血圧予防を意識し、妊娠中の高血圧を防ぐよう努力しましょう。