糖尿病を患っている場合、「頭痛」の症状で悩まされる方がいらっしゃるかと思います。
この頭痛は単なる体の不調ではなく、「高血圧」を併発しているサインの可能性があります。
糖尿病の場合、なぜ頭痛が起こるのでしょうか。
糖尿病にかかっていると、血液中の糖の値を上げないように血糖値を下げる治療を行うことが多いです。
その際に行う食事制限や運動などにより低血糖になってしまい、頭痛症状として現れることがあるのです。
急に血糖が下がってしまうと、血管の収縮と拡張が繰り返され、神経を刺激します。その働きによって、頭部にズキズキとして重い痛みが起こります。
また、糖尿病患者さんの2分の1が「高血圧」を併発していると言われています。
高血圧になっていると頭痛も起きやすいとされています。
高血圧の人で頭痛が起こりやすいのは、交感神経の働きが弱い夜間の寝ている間に、血圧が体内で処理できる範囲の値を超えて、脳の血管が広がってしまうことが原因と考えられます。
高血圧と糖尿病を合併してしまうと、動脈硬化などのリスクも高まる原因となってしまいます。
また、頭痛症状もこういった病気の前兆としても考えられますので注意が必要です。
糖尿病や高血圧による頭痛は、ストレスや緊張、低血糖など、様々なことが要因となり引き起こされますので、主治医に相談することが重要となります。