高血圧は自覚症状がないことがほとんどです。
現在、高血圧は日本人にとって最も多い生活習慣病と言われていますが、健康診断を受けていない人の中には自分が高血圧であることすら知らないという人も多いでしょう。
そのような人を含めると、かなりの数の人が高血圧であると言えます。
高血圧はそのように自覚がないまま進んでいき、脳疾患などの重篤な病気を引き起こしていきますので「サイレント・キラー」とも呼ばれています。
そのため、高血圧にならないための予防や血圧チェックなどが大切です。
ですが、そんな高血圧でも私たちの体に何かしらのサインを送ってきます。
その中には、頭痛や眠気など、私たちが感じることが多い症状もあります。
高血圧によって頭痛が起きるのは、脳内の血管が拡張して神経を刺激するからという説が有力ですが、脳疾患をすでに起こしてしまっていることも少なくありません。
頭痛というと鎮痛剤でおさまるものなので、そのように対処して終わらせているかもしれませんが、あまりに頻繁に頭痛が起きる場合は血圧をチェックしてみましょう。
眠気の原因が高血圧というと、ちょっと意外かもしれませんね。
ですが、寝不足ではないのに昼間眠くなってしまう場合は、高血圧の可能性があります。
睡眠の質が悪いと高血圧になりやすく、また血圧が高い状態が続いていると就寝中も交感神経が活発になってしまい、ぐっすりと眠ることができません。
そのことが日中の眠気につながってしまうというわけなのです。
なぜか最近眠気がひどい、寝ても頭がさえないという場合は高血圧を疑ってみましょう。
頭痛や眠気は、高血圧による不調のサインの可能性がありますので、病院に行くなど対処を行っていきましょう。
なお、高血圧を予防・改善していくには、食事にも気をつける必要があります。
血圧を下げる食品については、こちらをご覧ください。