高血圧で倒れる場合、数値はどう変化するのか

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高血圧の方が、直接高血圧が原因で倒れることはあまりありません。

高血圧の方の場合、起立性低血圧を起こして倒れる場合があります。

看護師

これは、血圧の数値が原因というより、長い間立っていたり、急に立ち上がったことにより、普通なら血圧の数値を元に戻すところを、戻すことが出来ず、脳貧血になって倒れるというものです。

どちらかといえば、血圧というより、自律神経の働きが大きいです。

高血圧脳症、脳内出血などは、意識障害を起こすことでよく知られた病気です。

高血圧が続いていると、これらの病気も起こりやすくなります。

もちろん、血圧の数値が高いほどリスクは高くなります。

収縮期血圧(上の血圧)の数値が200mmhgを超えるような方の場合、突然意識を失うこともないとも言えません。

ここまで血圧が高くなると、倒れる原因は、高血圧緊急症(悪性高血圧)という病気である場合があります。

この病気は、治療前の拡張期血圧(下の血圧)の数値が常に130mmhg以上、全身症状の急激な悪化を示すなどの様々な診断基準がありますが、降圧しなければ死に至ることもあるという病気です。

また、この病気が原因で意識障害を起こして倒れることもあります。

普段あまり気にしていない血圧ですが、放置して数値が上がれば上がるほど、命に関わるリスクは増える一方なのです。

生活習慣に気をつけて、血圧の上がらない生活をしていきましょう。