ワンピース『フィルムゴールド』は、お金が全ての場所が舞台でした。
ここで登場してくるテゾーロは、ルフィ達を苦しめる存在ではあったのですが、テゾーロの過去を知ると一概に悪者と言えない部分も見えてきます。
特に、テゾーロとステラの過去は壮絶なもので、歪んだ考えに至る原因としては相当なものだったと想像することができるのです。
テゾーロは、天竜人によって虐げられていた一人。
小さい頃から歌手を目指していたテゾーロにとって、天竜人の存在は切っても切り離すことができない存在でした。そんな中たどり着いたのが「ヒューマンショップ」。
ここで奴隷として売られていたのがステラ。
ステラはテゾーロの歌を褒めてくれた一人で、それが夢を叶える為に糧にもなっていたのです。しかし、ステラは奴隷として天竜人に売られてしまうという状況。
そこでテゾーロはステラを助ける為にお金を集め始めます。しかし、時すでに遅しでステラは天竜人によって買われてしまうのです。
お金があればステラを助けることができたのにという気持ちがテゾーロをあのような状態にしてしまったと言っても過言ではありません。
二人は相思相愛のような部分も見られるシーンもあり、お互いを想う気持ちがありながら引き裂かれた関係のトラウマ度は半端なかったのかもしれません。
悪としてルフィ達の前に表れたテゾーロも、最初から悪だったわけではないのです。
この部分がしっかり描かれているからこそ、ワンピース『フィルムゴールド』の世界が単純な話ではなくなったように感じました。
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