高血圧の治療期間は長くかかることがほとんどです。
中には、運動をすることで食塩の摂取量や体重に変化がなくても、高血圧が改善される方もいらっしゃいます。
運動は、いきむような運動や、息が上がるような激しい運動ではなく、ウォーキングのような運動を30分程度毎日継続して行うことが大切です。
これが治療につながります。
治療期間は、個人差はありますが、2ヶ月半から3ヶ月半と言われています。
また、食事由来の高血圧の場合は、動脈硬化が始まっていない場合に限り、食事制限で治療できることがあります。
食事療法の場合のポイントは、塩分を1日6g程度に抑えて、減量をすることです。
その上でカリウム、マグネシウム、カルシウムをしっかり摂る食事を心がけることが大切です。
カリウムは、ナトリウムを体の外へ排出する働きがあります。
また、アルコール制限、禁煙も効果的です。
その上で、運動も取り入れるとなお効果的です。
しかし、高血圧の治療期間は長く、1人で続けなければならず、自覚症状もないため完治の期間を定めるのが難しいのが実情です。
生活習慣の改善期間を定めるのも難しく、元に戻すとまた高血圧になってしまうということもあります。
日頃から高血圧の治療期間と考えず、生活習慣の一部として考えて行動するのが大切です。