朝風呂は高血圧の人にとっては非常に危険です。
ヒートショックにより脳卒中などを引き起こしやすく、実はヒートショックが原因で死亡する人の数は交通事故で死亡する人よりも遥かに多いというデータがあります。
2011年に東京都健康長寿医療センター研究所が発表したデータによればヒートショックでの死亡者数は年間で1万7千人に上りますが、交通事故による死者数は2013年でおよそ4400人です。
ヒートショックは朝でなくても起こるものですが、血圧が上がりやすい朝風呂が特に危険なのは間違いありません。
そして判断に困るのが高血圧の人が湯船に浸からず、朝シャワーのみで済ませる場合ですが、こちらも朝風呂ほどではないですが危険です。
ヒートショックの原因は浴室の温度の低さにありますが、これはシャワーでも変わりません。
もちろん、シャワーは湯船に浸かるよりは血圧が上がりにくいものの、高血圧の人にとって危険であることには変わらないでしょう。
朝シャワーは頭がすっきりしやすいので欠かせないという人もいますが、特に高血圧の人のにとってはリスクが高いので避けた方が無難です。
高血圧の人が朝にどうしてもシャワーを浴びたいなら、必ず浴室や脱衣所を暖める、起きてすぐは避けるなどの対策を取る必要があります。