高血圧に効くと謳われている健康食品、サプリメントは多くあります。
色々な成分が配合されていますが、高血圧対策として有用なものはペプチド、DHA・EPA、カリウムなどのミネラル類です。
高血圧になる原因として塩分の摂取が多い、血管が収縮することなどが挙げられますが、血管の収縮に大きく関わっているのがアンジオテンシンⅡです。
アンジオテンシンはⅠからⅣまでの4種類があり、アンジオテンシンⅠを除いて昇圧効果があるのですが、最も効果が強いのがアンジオテンシンⅡです。
このアンジオテンシンⅡの生成にはアンジオテンシン変換酵素が必要であり、ペプチドは変換酵素の働きを抑えて高血圧に働きかけます。
同様の仕組みの血圧降下薬もあり、ペプチドを含んだ健康食品は高血圧対策として期待できるでしょう。
DHA・EPAは血管の壁に働きかけて柔らかくしてくれるので、血液の流れを良くしてくれるのです。
悪玉コレステロールも減らす作用もあります。
ミネラル類のうちカリウムは塩分を排出させる効果を持っており、これも高血圧対策に役立つ成分です。
不足すると血管が収縮してしまうマグネシウム、血圧を安定させる効果を持つカルシウムも高血圧対策の健康食品では定番の成分です。
血圧降下薬を利用するのは不安だという人も多く、そのような人は健康食品で対策を取るとよいでしょう。
既に高血圧の症状があるなら、かかりつけの医師に相談してから健康食品を試してください。