標準体重以下の場合の糖尿病について

糖尿病はすい臓の機能が低下し、インスリンの分泌が低下することで発症する病気です。

すい臓の機能が低下する主な要因は、炭水化物や糖質の過剰摂取によるところが多いため、一般的には太っている人の方が病気にかかるリスクが高い傾向にあります。

しかしながら、もともと日本人は体質的にインスリンの分泌量が少なく、少し食べ過ぎただけでもインスリン不足になりやすいため、肥満になる前に糖尿病にかかってしまうケースもあることから、標準体重以下の人でも注意が必要です。

特に親族に糖尿病の人がいる人は遺伝的にリスクが高く、また、毎回食事を10分未満で済ませてしまう早食いの人や野菜嫌いの人、運動不足の人は生活習慣的に病気にかかるリスクを高めてしまうため、痩せているからといって油断はできません。

予防のためには良く噛んで毎回の食事を20分以上かけること、血糖値の急上昇を防ぐため食物繊維の多い野菜を摂取することなどが効果的です。