高血圧で胸が苦しいときは他の病気が進行しているかも

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高血圧を患っている人が胸の痛みや息苦しいと感じるときは、他の病気が進行している可能性があります。

まず、高血圧で起こりやすい狭心症ですが、心臓に血液を送っている冠動脈が動脈硬化などにより血液の流れが悪くなることによって、息苦しくなったり胸が締め付けられるような痛みがおこる場合があります。

痛みは進行度合いにもよりますが、だいたい数分で治まります。

狭心症よりも重い心筋梗塞の場合は、冠動脈が詰まることによって血液が流れなくなるので、心筋細胞が壊死します。

心筋梗塞は激しく胸が痛くなり、長時間続き、場合によっては命を落とす可能性もあります。

また、脈が速くなったり遅くなったり飛んだりして心拍のリズムが不規則になることを不整脈といいますが、この場合、息切れ、動悸、胸が苦しいといった症状があらわれます。

次に、肺高血圧症という病気は、心臓から肺へ血液を送る肺動脈が高血圧となって、心肺機能に障害が起き、動いたときに胸痛を感じることがあります。

いずれの病気も高血圧が引き金となって起こるケースが多いので注意が必要です。

こうした胸の痛みや症状があらわれて、ずっと続くようでしたら救急車を呼ぶことも考えた方がいいでしょう。

命にかかわる場合もあるので、「たいしたことはないのではないか」とためらわずに、救急車を呼んでください。

もし、痛みが治まったとしても、その日は入浴を控えた方がいいと思います。

とにかく安静にしておいて、家族がおられるならトイレなども付き添ってもらった方が安心です。

高血圧自体は自覚症状はあまりありませんが、息苦しく感じたり、苦しいほどの胸の痛みがある場合は、心疾患の可能性があるので注意しましょう。

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