高血圧は、ただ血圧が高いだけで、倒れることはないと思っていませんか。
しかし、高血圧で倒れる方は意外と多いですし、入院される方もおられます。
高血圧で倒れる原因については、いろいろ考えられますが、ひとつは塩分制限です。
塩分制限は健康のためにやっているので良いのですが、脱水症状を起こしやすくなります。脱水症状を起こすと、倒れたり、入院したりする場合があるのです。
高血圧の方は、減塩生活を送っている方が多いので、体内の塩分が少ないため、汗をかいてしまうと身体に必要とされる塩分まで排出される可能性があります。
その塩分をすぐに摂取すれば、脱水症状にはならないのですが、そうでない場合、脱水症状で倒れてしまうことになります。
他にも、高血圧を放置し、進行してしまいますと、動悸、めまい、たちくらみで倒れる要因にもなるので注意が必要です。
こういった症状が強くあらわれた場合は、入院して治療する必要があるでしょう。
また、こういった体調の変化だけでなく、自分自身で生活改善ができない場合も、入院が必要になる場合があります。
高血圧の場合の入院は、まず血圧を下げて落ち着かせることを目的としています。
なので、多くが短期入院です。自分で管理できるようになるまで期間入院するという形になります。
しかしながら、血圧が落ち着かない場合や合併症などが起きて手術が必要な場合などは、相当の期間の入院を要するでしょう。
入院期間としては、検査入院の場合は1週間～10日間、教育入院で1週間～2週間ぐらいです。高血圧性疾患の場合は、1ヶ月以上に及ぶこともあると言われています。
たかが高血圧と侮らないで、倒れる前にしっかりと生活改善と治療を続けることが大事です。
