糖尿病患者は食事で牛肉を食べてはいけないの?

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糖尿病では、食事療法が非常に重要になってきますが、食事療法で最も大切なのは糖質の制限です。つまり、ごはん、パン、麺類、お菓子などを食べすぎてはいけないのです。

しかし、肉、中でも牛肉を制限すべきなのか気になるところです。

2013年、国立がん研究センターなどの研究グループは、赤身の肉と糖尿病に関連があると発表しました。それによると、男性の場合、赤身の肉を摂りすぎると、糖尿病リスクが高まるのだそうです。

この研究以外にも、各国で赤身の肉による糖尿病リスクについての報告があります。

原因としては、牛肉などの赤身の肉に含まれるさまざまな物質が、インスリン感受性やインスリン分泌に悪影響を及ぼすせいだとしています。インスリン感受性とインスリン分泌は血糖値を下げる重要なポイントで、この二つの働きにより、糖尿病が予防されるのです。

赤身の肉がそれほど悪いのなら、糖尿病患者は食べることができなくなってしまいますが、国立がん研究センターの研究結果では、女性には糖尿病リスクの高まりはそれほど見られなかったとしています。

つまり、男性に限られた現象なのでしょうが、赤身の肉が糖質ほど顕著に血糖値の上昇につながるわけではありません。同研究でも指摘されているように摂りすぎが問題なのですから、適度の量に抑えておけば、それほど心配する必要はないでしょう。

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