糖尿病の症状として虫歯が増えることがある?

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私たちの体は食事などから摂取した栄養分を糖に変換してエネルギーを生み出しています。

この糖は生きていくうえで必要なものではありますが、同時に血管や臓器を傷める要因にもなるので過剰な糖は速やかに処理する必要があります。

その働きを担っているのが膵臓(すいぞう)にあるランゲルハンス島です。膵臓は血液内に糖が増えるとランゲルハンス島に指令を出してインスリンを放出します。このインスリンが過剰な糖を処理してくれるおかげで私たちは健康でいられるのです。

糖尿病はこのランゲルハンス島からインスリンが分泌されにくくなる病気です。

1型と2型のタイプがありますが、どちらもインスリンの出が悪くなって生じる点は共通しています。この糖尿病になると血液中の糖が上手く処理されなくなるので体の様々な場所に影響が出てきます。

そのひとつが歯です。

糖尿病で歯が悪くなると聞くと意外な感じがしますが、歯には歯茎からつながる血管が通っています。そのため血液内に糖が増えると、それを栄養とするミュータンス菌や歯周病菌が活性化するので虫歯が増えるのです。

虫歯によって口腔内の環境が悪化すると糖尿病の症状が飛躍的に加速します。そのため糖尿病と診断された方は定期的に歯科で健診を受ける必要があるのです。

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