腰痛でつらいのが咳をするたびに響くことです。
特に脊髄の神経が骨にあたっているような症状をお持ちの方はこの傾向が強くみられます。咳は大隔膜を瞬間的に激しく動かすために、背骨に近い場所で体内にこもる大きな振動を出されたようなもので、意識してなくてもカラダは瞬間的に伸縮しています。
当然、骨も動きますから神経にも刺激が走ってしまいます。
この症状を緩和するためには大きく咳き込むのではなく、できるだけ小さな咳を何回か繰り返すしか強烈な痛みをさける方法はありません。
他にくしゃみなども同じことがいえます。
口をつかう行為としては、歯磨きの姿勢なども腰痛にはよくありません。前にかがまざるを得ないので腰にどうしても負担がかかってしまいますが、この時は足を平行において歯磨きをするのではなく、左右どちらかの足を少し前に出すように心がけてみましょう。
その姿勢が辛くなったら反対の足と交換してみます。腰に対する体重のかかり方が平行のときよりも楽になり、腰に響かないようになります。
また、顔を洗ったり歯磨きをする前には剣道の蹲踞(そんきょ)の姿勢を一度やってみるのも効果があります。腰痛を治すには時間がかかりますが、まずは生活の中から痛みを回避する努力をして治療を進めていきましょう。
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