寝ると楽になる腰痛として『急性腰痛症』が挙げられます。
強い負担が腰にかかることで、突発的に腰痛となる症状です。『ぎっくり腰』が代表的な例と言えるでしょう。
急性腰痛症と真逆なのは『慢性腰痛症』で、痛みが慢性的に続く腰痛を指します。慢性腰痛症よりも急性腰痛症の方が激しい痛みを伴いますが、短期間で治るケースが多いです。
無理をして動かすと悪化する恐れがあるため、安静にすることが重要となります。ゆっくりと横向きになって寝ると、痛みが和らぎます。
頭は枕に置いて、体を少し丸めると非常に楽です。腰周りの筋肉が緩み、最も負担の少ない寝方なので試してみてください。
逆にうつ伏せや座りながら寝る姿勢は腰に大きな負担を与えるので、急性腰痛症を発症した時は注意が必要です。一定時間安静にしていれば治ることが多いものの、痛みが続く場合は医療機関を利用した方が良いかもしれません。
急性腰痛症を未然に防ぐためには、腰に負担をかけないことが大切です。起床時に突然起きると、腰へ大きな負担をかけてしまいます。
布団の中で少し腰を伸ばしたり、曲げたり軽い体操をしてから起き上がると負担が軽減されます。横向きになってから手をついて、ゆっくり起き上がることがポイントです。
⇒ 1日5分で腰痛を改善する方法